
1年に1作延期枠があるかどうかの頻度が月に3作も続出することから、制作現場の過酷な労働が浮き彫りになり始めているようです。
・Occultic;Nine-オカルティック・ナイン-
・ろんぐらいだぁす!
・第502統合戦闘航空団ブレイブウィッチーズ
などが挙げられており、この現象を『2016年クライシス』と業界内で呼ばれているそうな。
過酷な労働環境で若手育成すら機能していない
アニメーターは1カットレイアウトと原画でギャラが数千円と単価が安く掛け持ちすることで手空きの時間を作らないようにするとのこと。これが原因でスケジュールが読めなくなる原因が生まれているようです。
またアニメーターにはフリーランスが多く、業界として若手の育成がうまく機能していないおかげで基盤すらできていないアニメーターが増えているようで、その上仕事量が多く手が回せない状態が続いており、仕事の依頼だけは絶えないとのこと。結果としてレベルの低い原画があがってきてしまいそのしわ寄せを作画監督が背負うことになっている現状。
作画監督の修正がなければ、今のアニメのクオリティは成り立たないほど追い詰められているようで、また現在では1作品に20名程度のアニメーターが参加していますがその成果物の回収は細作進行の担当者が行います。
アニメーターにはフリーランスが多いので、朝方がいたり、夜型がいたりとなかなかスケジュールを守らない人までいて、やり方もまちまち。大量の人数のアニメーターをフォローし回収するので制作の負担が極端に増えているそうです。
どうやらサボリ気味のアニメーターを努力家のアニメーターがカバーし、やっとの思いでスケジュール崩壊を免れている様子。
業界自体が変える意識をもたなくてはならない
芸術祭などでアニメに対し、権威づけをしてくれる文化庁やクールジャパンとして海外セールスを後押ししてくれる経済産業省。日本のアニメにはこうした行政サポートなどがありますが、業界構造を変えるにはまず業界内部の意識を切り替えない限り現実は変わらないようです。

𐏎𐎷𐎻

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